はじめに
こんにちは。あかね台内科循環器クリニック院長の朝比奈です。高血圧は症状がないため放置されがちですが、循環器内科で特に大切にしているテーマです。
高血圧が“静かに”心臓と血管を傷める理由
血管に高い圧がかかり続けると、心臓は強い力で血液を送り出し続ける必要があり、少しずつ負担が蓄積します。その結果、将来的に心肥大や心不全につながることがあります。また、動脈硬化が進むことで、心筋梗塞・脳梗塞など血管が詰まる病気や、脳出血、動脈瘤・大動脈解離などのリスクが高まります。
家庭血圧の測り方(基本)
- 朝:起床後1時間以内、排尿後、朝食前に測る
- 夜:就寝前に測る(入浴直後や飲酒後は避ける)
- 1回だけでなく、数日〜1週間の平均で見る
心臓・血管を守るチェックポイント
- 健診の血圧だけで判断せず、家庭血圧も確認する
- 塩分、体重、睡眠、運動、飲酒習慣の見直し
- 薬は“自己判断で中止しない”
心臓ドックの活用
高血圧の期間が長い方は、心エコーや心電図で、心臓への負担のサイン(心肥大など)を確認することが有用な場合があります。治療の目的は“数字を下げること”だけではなく、“心臓・血管を守ること”です。目的を理解しておくと、治療を続けやすくなります。
FAQ
- 病院で測ると高いのですが大丈夫?
- 白衣高血圧の可能性もあります。家庭血圧の記録とあわせて評価します。
- 薬を飲み始めたら一生やめられませんか?
- 生活習慣の改善や体重変化などにより、薬の種類や量を見直せる場合があります。ただし、自己判断で中止せず、医師と相談しながら調整しましょう。
受診・検査のご相談
症状のある方、健診で血圧の指摘を受けた方、心臓ドックをご検討中の方はご相談ください。胸の強い痛み、冷汗、呼吸困難、失神など緊急性が高い症状がある場合は、迷わず救急受診をご検討ください。

